4ヶ月を過ぎたころから、子どもが急に「人間らしく」なってきた。
表情が豊かになって、声を出して笑うようになって、こちらの顔を目で追うようになった。新生児期のぐったりした記憶が嘘のように、育児が少し楽しくなってくる時期だ。
ただし楽になるかというと、そうでもない。動き始めることで目が離せなくなり、離乳食という新しい仕事が加わり、後追いで親から離れられなくなる。悩みの種類が変わる時期でもある。
離乳食との向き合い方
離乳食は最初、ほぼ食べてもらえない。スプーンを口に近づけると顔をそむけ、せっかく作ったものを全部吐き出す。そういう日が続く。
これは拒否しているのではなく、固形物を口に入れる感覚に慣れていないだけだ。食べる量より、食べる経験を積ませることが最初の目標で、全部食べさせようとしなくていい。
パパができることは、食べさせる担当を週末だけ引き受けることだ。毎日ママが離乳食を作って食べさせているなら、週末の食事は全部パパが担当する。それだけでママの負担がかなり変わる。
ハイハイが始まったら家の中を見直す
ハイハイが始まると、子どもの行動範囲が急激に広がる。昨日まで届かなかった場所に今日は届く。そのスピードは予想より速い。
先にやっておくべきことがある。コンセントにカバーをつける、引き出しにロックをかける、角のある家具にクッションを貼る。転落の危険がある段差にはベビーゲートを設置する。これを「動き始めてから」ではなく「動き始める前」にやっておくと慌てなくて済む。
後追いへの対処法
生後8ヶ月前後から始まる後追いは、ママが視界から消えると泣き叫ぶ状態だ。トイレにも一人で行けないとよく聞く話で、これがかなり精神的にきつい。
パパにできることは、後追いの対象を少し分散させることだ。普段からパパが積極的に関わっていると、ママだけでなくパパでも落ち着ける状態になる。後追いが始まる前からの関わりが効いてくる時期でもある。
また「いなくなるのではなく、戻ってくる」を繰り返し体験させることも有効だ。隠れんぼのように、見えなくなっても必ず戻ってくることを学ばせる。これが後の分離不安を和らげる。
この時期の関わり方で大事なこと
とにかく声をかけ続けることだ。
言葉はまだ理解できていなくても、声のトーンや表情は伝わっている。「これは〇〇だよ」「今から着替えるよ」と実況するように話しかけるだけで、言語発達の土台ができていく。
育児をしながら副業や自分の時間を確保したいなら、この時期の昼寝タイムが一番使いやすい。子どもが眠ったタイミングで作業する習慣を作ると、後の生活リズムにも組み込みやすくなる。