体験談 育児

就学前の1年間、パパとして後悔したこととやってよかったこと【体験談】

子どもが5歳になったとき、僕は少し焦っていた。

周りの子が習い事を始めている話を聞くたびに、「うちは何もさせていない」という気持ちになった。妻とも「英語はやらせたほうがいいか」「スイミングは?」という話を何度もした。

今思えば、その焦りの多くは必要なかった。ただ、焦ったからこそ気づいたこともある。

一番後悔していること

週末に「教育的な何か」をやらせようとしすぎたことだ。

公園でただ遊ぶより、博物館や科学館に連れていったほうがいい。そう思って、休日のたびに「学びになる場所」を探していた時期があった。子どもは楽しそうにしていたが、ある日「今日は公園で砂遊びしたい」と言われたとき、ハッとした。

僕が「教育」と思ってやっていたことは、子どもが本当にやりたいことではなかったかもしれない。砂遊びや虫取りや、ただ走り回ることにも、ちゃんと意味がある。そういう時間を削っていたことを、少し後悔している。

やってよかったこと

一緒に料理をしたことだ。

最初は「危ないし時間がかかる」と思って避けていた。でも試しに野菜を洗わせたり、混ぜる作業をやらせたりすると、子どもが本当に嬉しそうにした。自分が作ったものを食べるときの顔が、いつもと全然違った。

料理は計量・順番・待つという経験が詰まっていて、就学準備として考えても悪くない。でもそれより、「パパと一緒に作った」という記憶のほうが、子どもには残るんだと思う。

小学校入学直前に気づいたこと

入学の1ヶ月前、子どもが「小学校って楽しいの?」と聞いてきた。

不安なのかと思ったら、「給食って美味しい?」「友達できるかな?」という感じで、むしろ期待でいっぱいだった。色々と心配していた僕のほうが、よほど入学を恐れていたかもしれない。

就学前にひらがなを全部覚えさせることより、「学校って楽しそう」という気持ちを持ったまま入学させることのほうが、ずっと大事だったと今は思う。

パパとしての関わりで、変えてよかったこと

「ちゃんとしなさい」という言葉を減らしたことだ。

食事の姿勢、挨拶、片付け。注意したくなる場面は毎日ある。でも「ちゃんとしなさい」は子どもに何をすればいいか伝わらない。「背筋を伸ばしてみよう」「ありがとうって言えると気持ちいいよ」という具体的な言葉に変えてから、子どもの反応が少し変わった。

怒る回数が減ったことで、一緒にいる時間が少し穏やかになった。それが一番の変化だったかもしれない。

就学前の1年間は、親にとっても「子どもとの関わり方を見直す時間」だったと思っている。完璧にできたわけじゃないし、今でも反省することはある。でも、あの1年間があったから今の関係がある、と感じている。

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