不妊専門のクリニックで男性不妊と診断されてから処方されたものも含め、医者から薦められた漢方やサプリメントをご紹介します。
- 補中益気湯
- 八味地黄丸
- 柴胡加竜骨牡蛎湯
- 亜鉛
- メラトニン
効果は人それぞれのため、個人差があると思いますのでその点ご理解ください。
もくじ
漢方
処方されるのはサプリメントよりも漢方の方が多いと思います。
漢方は薬と違い色々な生薬を混ぜて作られるもの。
人工的に化学合成して作られた西洋薬のようにすぐに効果が出るとは限らないので、1ヶ月ぐらいは飲み続けて効果が出てるか調べるといいと思います。
僕の場合、治療期間中は飲み続けました。
漢方は処方箋が無くても買えるものがほとんどですが、処方されたものとドラッグストアで市販されているものの違いは
成分量が多いか少ないか
です。
お試しで飲んでみるのもいいですし、処方された漢方がなくなった時の予備として買っておくのもいいかもしれません。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
男性不妊で処方される代表的な漢方ですね。
主な効能は
- 胃腸の働きをよくして体力を回復させる
- 疲労回復目的や術後の衰弱改善
です。
食欲を出して体力をつけ、強い体を作るための漢方になります。
男性不妊に対しては
- 勃起障害の改善
- 精子の運動状態の改善
を目的として処方されます。
八味地黄丸(はちみじおうがん)
一般的には尿トラブル(頻尿、尿漏れなど)や疲れ、腰痛などに対して処方される漢方のようです。
主な効能は
- 体を温めて体全体の機能向上
- 新陳代謝を高める
です。
冷え性や高血圧にも使われますが、腎臓や膀胱の改善に対して使われる事が多いようです。
男性不妊に対しては
- 生殖機能や排尿機能の働きを高める
- 精子の数や運動率の改善
といったことを目的としています。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
メンタル面が不安定だったり、精神的ストレスの多い方や不眠などに対して処方されます。
主な効能は
- 精神安定作用
- 動機、不安、不眠症状の改善
です。
男性不妊に対しては
- 陰萎(性行為不能)やインポテンツ、早漏の改善
を目的として処方されます。
サプリメント
漢方の補助的な意味でサプリメントも有用なのではないでしょうか。
僕は処方された漢方とは別にサプリメントも飲んでいました。
亜鉛
亜鉛は不妊ではない男性にもとてもいい栄養素です。
男の悩みの代表的なものに『下半身の悩み』と『頭髪の悩み』がありますが、その両方に必要不可欠なのがこの亜鉛です。
『セックスミネラル』とも呼ばれるぐらい性に関わる栄養素なので、他の漢方やサプリメントと一緒に摂取してみてください。
男性不妊に対して
- 良質な精子形成
- 精子数の増加
を目的としています。

アスタキサンチン
アスタキサンチンは高い抗酸化作用があるサプリメントです。
その抗酸化力はビタミンEの500倍、βカロチンの40倍。
精子を作ったり成長させる過程で酸化ストレスがあると、精子細胞へのダメージが大きくなり良質な精子の生成に影響すると考えられています。
シミやアトピーにも効果的との報告もあるようです。
男性不妊に対しては
- 精子細胞のダメージ軽減
- 酸化ストレスの軽減
を目的としています。
抗酸化作用を目的とするサプリメントは他にもコエンザイムQ10が有名ですが、一緒に使用してもいいと思います。
最後に
今回は僕が実際に使用していた漢方やサプリメントをご紹介しました。
西洋薬とは違い変化が現れるのに時間がかかると思います。
僕は治療期間中は毎日使っていました。
重度の不妊だったため結果に顕著に反映されることはありませんでしたが、多くの場合高い確率で改善する様です。
是非一度試してみてください。