不妊パパの治療情報

男性不妊の僕が受けた治療法とその結果を全て公開!【体験談】

男性不妊と診断された僕がどのような治療を受けたのか、具体的な内容を公開します。

  • 受けた男性不妊の検査
  • 手術はどんな感じで行われるのか
  • 術後の痛みはどうなのか
  • 治療費や助成金について

などを記事にしています。

これから治療を受ける方の参考になればとおもいます。

 

精液検査

専門のクリニックで精液検査を受けた結果、僕の精液の状態はかなり悪く、自然妊娠する確率は0%と診断されました。

量、運動率、奇形などほぼ全ての項目でいい結果ではなかったですね。

項目 検査結果 基準値
禁欲期間 7日  
精液量 2.0ml 2.0ml以上
精子濃度 1350万/ml 7500万/ml
運動精子濃度 0万/ml  
運動率 0.0% 50%以上
奇形率 52.6% 35%未満
VHOS 異常  
抗精子抗体試験 陰性  
SIV値 0.99  

精子濃度がかなり少ないのも問題ですが、それ以上に

運動率が0%

という大問題が。

どれだけ沢山の精子がいたとしても動いていなければ全く意味がありません。

その結果

このような診断結果に。

Necrozoospermiaというのは『死滅精子症』のことで、精液に含まれる精子が全て死んでいる状態です。

なんというか、んー。

診断を受けた時はショックというよりも、マジか!というビックリの方が大きかった気がします。

 

どんな状態であろうと結果は結果。

できることはなんでもしてみようと思っていたので、治療開始です。

 

精巣超音波検査

精液検査の結果から原因を調べるために、まず精巣超音波検査をしました。

エコーで精索という部分を調べて、精索内の静脈に瘤があるかを確認するものです。

 

鼠径部(太腿の付け根あたり)にエコーを当てるので下着を脱いで行います。

担当の医者1人で検査をするので他にスタッフがいることはありませんでした。

 

エコーの結果、静脈瘤があるとのこと。

精索に静脈瘤があることによって血液の流れが悪くなり、精巣の温度が上がります。

精子は温度の変化にとても弱いらしく、その結果精子の運動率に悪影響を及ぼしてしまい、不妊の原因に。

 

この静脈瘤だけが原因とは限らないですが、治すことで70%以上の人に改善がみられるとのこと。

 

程度にもよりますが、静脈瘤がある場合は手術しておく方がいいと思います。

例え今は運動率が悪くなくても、瘤があることで悪化していくこともあるようです。

 

治療内容と結果

実際に受けた治療をその時系列通りに記載します。

 

精索静脈瘤に対する手術

精索静脈瘤に対して

精索静脈瘤低位結紮術(せいさくじょうみゃくりゅうていいけっさつじゅつ)

という手術を行いました。

瘤のできている静脈だけを糸で縛って、滞留している血液を無くしてしまうというもの。

 

この手術で精子の運動率が改善されれば人工授精で治療が終わります。

経済的にもメンタル的にも体力的にも負担が減りますね。

がしかし!

僕の場合、改善せず(泣)

運動率は0%のままでした。

ヤレヤレ‥‥

この手術を受けた数ヶ月後の精液検査の結果がこちら。

 

項目 検査結果 基準値
禁欲期間 3日  
精液量 2.9ml 2.0ml以上
精子濃度 84.7万/ml 7500万/ml
運動精子濃度 0万/ml  
運動率 0.0% 50%以上
奇形率 計測不能 35%未満

ほぼほぼ変わらずですね。

体にメスを入れお金と時間を使い頑張って治療をしてきたのに改善されないという状態は、やっぱりちょっと残念な気持ちになりますね。

 

精巣にある精子を直接採取する手術

精索静脈瘤の結果がよくない場合、次の段階は精巣を切開して精子を作っている組織を取り出し、その中の動いている精子を直接採取するという方法です。

要するに

キンタマにメスを入れて動いてる精子を見つける

って事です(笑)

 

男性なら想像するだけでキュッて縮む様な内容ですね。

MD-TESE(顕微鏡下精巣内精子回収術)

という術式です。『TESE』は『テセ』と読みます。

この手術、精子を採取する方法としては最終手段とのこと。

これでダメなら後がない

という状態です。

精巣の中に精子がいなければ、そりゃもうどうしようもないですもんね。

ここまでしてダメなら逆に諦めがつくのかもしれません。

 

手術当日はクリニックに行き、手術着に着替えて順番を待ちます。

点滴用のルートを取り部屋に入って手術台に寝ていると、スタッフが入ってきてテキパキと手術が始まります。

 

初めての方は怖い感じのイメージがあるかもしれないですが、そんなことはないですよ。

あ、こんなもんなの?

的な感じで終わると思います。

 

結果‥‥

動いてる精子がちゃんといました!

局所麻酔でするので、ドクターとは話しながら手術が進んでいきます。

 

採取した精巣の細胞をその場で顕微鏡で見て、精子がいるかどうかを確認するのですぐに結果がわかります。

ちゃんといることがわかった時は本当に安心しました。

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手術の痛み

体にメスを入れるので当然痛みはあります。

手術を受けるにあたって痛みがどんなものか知っておくとある程度不安も軽くなりますよね。

 

手術中の痛み

僕が受けた手術は両方とも局所麻酔で行ったので、最初の麻酔の時にチクッとした痛みと麻酔薬を入れる時の鈍痛があるだけでそれ以降はほとんど痛みはありませんでした。

 

メスで皮膚を切るんですが、その痛みはまず無いと思って大丈夫です。

手術中もし痛いようなら我慢せず言いましょう。

局所麻酔を追加したりして痛くないようにしてくれると思います。

 

あとは電気メスを使った時ですね。

静脈瘤治療の時に電気メスを使ったんですが、場所によっては電気が走った様な痛みがありました。

その時も痛いことを伝えると電気メスの種類を『バイポーラ』というものに変えてもらい、その後は痛みはありませんでした。

 

手術後の痛み

僕は手術中の痛みよりも手術後の痛みの方がしんどかったですね。

特にTESEの術後は4、5日ぐらい下腹部に重い感じの鈍痛がありました。

たぶん

生理痛を疑似体験

した感じ(笑)

 

痛みが酷い場合は痛み止めの薬も出るはずですし、対処はできるんじゃないかなと思います。

1週間後に抜糸をして終了です。

 

治療費はいくら

不妊治療はお金がかかると言われていますし、実際高額の治療費がかかります。

ある程度まとまったお金がないとできないのも事実ですね。

 

ではその気になる治療費です。

あくまでも僕の場合ですので、通う施設によって金額は多少変わると思います。

手術 費用
精液検査 10,000円/回
精索静脈瘤低位結紮術 約150,000円
MD-TESE 約400,000円

かなり高額ですよね。

ほな試しにやってみるわ

ってレベルで払える金額ではないと思いますが、やっぱり子供が欲しいと思えばこのくらいならね。

 

僕の場合人工授精は難しく顕微授精での治療をしたので、女性側も採卵をしたりと治療や準備が必要になります。

そうなるとさらにお金がかかり、全部で100万以上はかかりました。

他の方の治療費はわかりませんが、もっとかかっている人は沢山いると思います。

 

手術の助成金

不妊治療はいちいちお金がかかります。

先にご紹介した手術費用だけでもかなり高額ですよね。

出来る限り負担は減らしたいもの。

 

2016年に不妊治療に対する助成金の改定があり、男性不妊の治療に対しても助成が受けられるようになりました。

とってもありがたい!

助成金の額は自治体によって異なりますが、基本的には1回の治療に対して

15万円

が上限となっています。

ただし、年齢制限があったり申請する回数に制限があったりします。

 

自治体によっては追加で助成金が出たりしますので、申請方法も含めてお住まいの自治体に確認をする方がいいと思います。

 

最後に

僕が受けた治療をご紹介しました。

検査から手術まで実際にかかった期間は約1年ぐらいです。

お金だけじゃなく時間もかかりますし、仕事を休んで通院する手間もあります。

 

今は助成金が出るので経済的負担は軽くなりましたが、不妊治療はとても大掛かりなものだと思います。

あまり焦らずストレスにならないように治療をしていくことをオススメします。

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